【echo】テキストエディタが存在しない環境におけるファイルの編集【read】

木本雅彦、松山直道、稲島大輔、株式会社創夢(監修)『はじめてUNIXで仕事をする人が読む本』アスキードワンゴ、2018年

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限定された環境でのファイル編集

筆者が印象に残っている箇所を本稿にて紹介する。
テキストエディタが存在しない環境において、テキストファイルをどのように編集するのか。

著書では以下のように説明している。

3.2 限定された環境でのファイル編集
われわれUNIXエンジニアは、ときとしてテキストエディタさえも存在しない過酷な環境で作業をしなければならないことがある(たとえばファイルシステムを吹き飛ばしてしまったときや、組み込み環境など)。
そんなときでも慌てずに、最低限の作業をできるようにする癖をつけておきたい。
p.46

本稿で利用するコマンド
  • echo
  • read
  • while
    いずれもシェルのビルトインコマンドである。
    著書ではこのビルトインコマンドについて以下のように説明している。

    echoはシェルのビルトインコマンドであるため、シェルさえ利用できればあらゆる場面で利用が可能だ
    p.45

■catコマンドを利用せずにテキストファイルを閲覧する

3.2.1 echo
エディタとして利用するケースは非常に稀だが、たとえばシステムのアップグレード失敗等のような原因でシステムの/usr以下を壊してしまい、エディタが利用できなくなった場合に緊急時の代替手段として利用する。
p.46

ビルトインコマンドについてのマニュアルをテキストファイルに保存する
$ man builtins > man_builtins.txt

ファイルを閲覧する
$ while read line; do echo $line; done < man_builtins.txt

■timeコマンドを利用して処理時間を計測する

ビルトインコマンドのみを利用する場合

$ time while read line; do echo $line; done < man_builtins.txt
real 0m0.022s
user 0m0.010s
sys 0m0.012s

catコマンドを利用する場合

$ time cat man_builtins.txt
real 0m0.007s
user 0m0.002s
sys 0m0.000s

参考文献

木本雅彦、松山直道、稲島大輔、株式会社創夢(監修)『はじめてUNIXで仕事をする人が読む本アスキードワンゴ、2018年

環境

Windows 11 Pro
WSL
Ubuntu 22.04.3 LTS

行数を確認する

$ man builtins | wc -l
1422
$ wc man_builtins.txt -l
1635 man_builtins.txt

【簡易チェック】インターネット回線の接続状況を手軽に調べる方法【AWS】

■インターネット回線の接続状況(疎通、速度)を確認したい

インターネット回線の接続状況を確認する際、手軽に確認する方法を記載する。

  • インターネット回線の接続状況(疎通、速度)を確認したい

    • 手軽および簡易的に確認したい

    • 詳細な確認は不要

■Connection Health Check (AWS)

そこで筆者が辿り着いたものがこちら、AWS(Amazon Web Services)の「Connection Health Check」。

Connection Health Check
 https://clients.amazonworkspaces.com/Health.html

Webブラウザ上にて手軽に確認できる。

ついでにAWSの回線状況も簡易的に確認できる。

AWS Connection Health Check

「Connection Status Check」をクリック

AWS Connection Health Check

Connection Health Check

参考:

How to check latency to the closest AWS Region - Best Practices for Deploying WorkSpaces

 

投稿日:2023/11/12

更新日:2023/11/12